気ままな日記⑦

2020.12.10 秦野の庭づくり(Ⅱ期工事)

Ⅰ期工事の続き(延段、三和土の縁石、砂利敷きなど)から、Ⅱ期工事(植栽)へ。自然の庭では雑木(ヤマモミジ株立、ヤマコウバシ株立、アオダモ、アオハダほか)とハイ苔が織りなす渓流・渓谷の四季を演出。和の庭ではアカマツ、クロマツを主体に、ハイ苔、コグマザサ、雪見灯篭、手水鉢を用いてダイナミックな蹲を演出。のちに筧と光悦寺垣を添えて完成です!

 

 

2020.11.17 M竹材店門塀工事~土塀~(Ⅱ期つづき)

土塀の石垣の続き、木工及び竹小舞、荒壁、屋根瓦へと徐々に出来上がってきました。石垣の高さや土塀の壁厚、屋根瓦の寸法・デザインなどをじっくり吟味しながら作業を進め、ようやく完成しました!

 

 

2020.10.18 大磯の庭づくり(Ⅰ期)

急傾斜地の立地であるS様の邸宅、何かと不便なところが多い反面、自然豊かな景観はこの上なく美しい。小鳥の囀りや虫の鳴き声、木々が重なり合う音など空間演出には最高のシチュエーションである。今回はその敷地内の樹木整理及び隣地境界部の土砂流出防止のための簡易土留め工事です。

 

 

2020.9.19 秦野の庭づくり(Ⅰ期工事)

約1ヶ月にも及ぶ庭づくり!渓流渓谷エリア、和風エリア、玄関アプローチエリアもほぼ出来上がってきました。渓流渓谷エリアではボサ石にてダイナミックなリアルな石組みを、漏水試験も無事にクリア!和風エリアではもともとあった庭石でこれまたダイナミックに蹲を演出、水鉢はボサ石で加工する予定。さらに雪見灯篭を脇に据えて和を強調してみました。玄関アプローチエリアは初狩石にてこれまたダイナミックと緻密さを意識してのあられ敷き、また既存の根府川の飛石を流れるように配置することでは渓流渓谷エリアと導く。

 

 

2020.8.17~ 秦野の庭づくり(Ⅰ期工事)

庭づくりが始まりました!Ⅰ期工事では造成、石工事メインです。Ⅱ期工事では植栽工事となります。特に個人住宅としては敷地が広大なためエリア分けの空間づくりが必要かと!なので渓流渓谷エリア、安らぎの和風エリア、自然豊かな雑木アプローチエリアと区分けしてみることに。敷地が広いので設計デザインはかなり時間を費やし吟味しましたので、今しばらくお待ち下さい!

 

 

2020.8.2~7 M竹材店門塀工事~土塀~(Ⅱ期)

D様の外構植栽工事から少し時間をおいて、今度はM竹材店外構工事へ!店構えとしての雰囲気が感じられないため、あえて門塀をつくることに。その門塀はもちろん土塀です。前回の土塀の見せ柱仕様ではなく、土壁仕様にすることにしました。その土台となる部分の石垣は御嶽石の表情を活かし少し崩し気味に積んでみました。

 

 

2020.7.25 S邸外構工事完成

梅雨時期のため予定がかなり遅れましたが、本日完成しました!自然石(初狩石)あられ敷きとウッド門柱、ウッドテラスデッキ、駐車場土間コンクリートなど施工しました。ポイントは玄関アプローチの自然石あられ敷きです。モダンな感じに、またシンプルな感じが住宅外構のひとつのパターンになれば幸いです。

 

 

2020.6.4 D邸外構及び植栽工事完成

約2ヶ月に渡る庭づくり、ようやく本日完成です!自然素材を活かす景観づくり、今回はとことん拘りました。あれもこれもという足し算ではなくやりすぎない程度に、またダイナミックな部分と緻密で繊細な部分の調和を図り、さらに自然と和の調和を追求してみました(カーポートは正直おまけですが・・・)。亭主が自宅にお客様を招き入れる際の『おもてなしの心』大切に、またそこに住む家族が日々の日常の営みに木々の潤いを感じて頂けるよう配慮してみました。

これからM竹材店の2代目店主D様、益々のご活躍を祈り感謝申し上げます。

 

 

 

2020.4.17~ D邸外構及び植栽工事(その1)

D様はM竹材店2代目店主、令和2年より新たなM竹材店としてスタート!事務所の改装に伴い、D様の新居も工事開始!そこで事務所及びD様の新邸宅の外構周りの空間をデザインから施工させて頂くことになりました。大変責任重大で有難いお話です。令和の時代にあえて竹屋さんを受け継ぐことを選んだD様、庭師として応援したいし竹垣など自らつくれる店主になってもらうため私は彼のチカラになりたいと思う。時間がかかると思いますが本人の意向を尊重し、これからの若い世代の庭師達が集う竹屋となるよう仕込んでゆきたいと思います。そのためには事務所及び新居周りの身近な場所に竹垣など見せる演出空間が必要であり、D様も一緒に竹垣づくりを楽しみながら学んでもらうことが必要かと。そんな感じで歩み始めたM竹材店、庭師の皆様温かい目で見守って下さい。

 

 

2020.3.12~16 S邸木賊垣工事

昨年の大型台風の影響で崩壊した竹垣はいったいどのくらいあるのだうか?そんな大型台風に備えこれからは施工精度をより高めていかなければなりません。今回もその大型台風の影響で一部破損した黒穂垣に代わり、保険金額の都合にて木賊垣にすることにしました。

 

 

2020.3.5~9 W邸光悦寺垣、偕楽園垣改修工事

以前つくらせて頂いた光悦寺垣と偕楽園垣が老朽化のため、新たにつくらせて頂きました。どちらも透かし垣の竹垣、その名の通り本歌は光悦寺、偕楽園にある。最近では光悦寺垣のR曲線は延長距離問わず当たり前に、一方偕楽園垣は水戸の偕楽園ではほとんどが草の偕楽園垣でつくられており真の偕楽園垣は珍しい。

 

 

2020.3.2~4 A邸藤棚工事

既存の藤棚が鉄パイプ仕様でしたが、今回は昔ながらの藤棚を見てもらいたいと思いつくらせて頂きました。こだわりのポイントは栗丸太の名栗仕上げ柱です。なかなかいい感じになりました。

 

 

2020.2.25~29 T邸建仁寺垣、光悦垣復旧工事

昨年の大型台風の影響で倒壊した竹垣(建仁寺垣、ミニ光悦垣)の復旧工事。竹垣の台風被害が今年になって多くみられ、今後の大型台風対策が何かと必要かと思います。竹垣の経年劣化に追い打ちをかけて台風により一掃されてしまう。災害保険で修復される場合が多いため、人ごとながら保険会社もさぞ大変なことであろう。ちなみにミニ光悦垣の組子の結束は藤蔓です。

 

 

2020.2.11~27 S邸桂穂垣工事

庭師にとってもっとも難易度の高い竹垣はおそらく桂穂垣であろう。本歌である京都桂離宮の桂穂垣は長々と続く遮蔽垣として有名である。しかも仕上げの穂竹は市松模様にて繊細さと高級感を漂わせ、またダイナミックな迫力も感じさせる見事な竹垣です。そんな竹垣を少しでも長持ちさせたいので屋根付きの桂穂垣にしました。特に屋根の加工、穂竹の捌きは時間がかかるためあらかじめ準備しておきたいところです。

 

 

2020.1.29 N邸建仁寺垣復旧工事

去年の大型台風19号の影響で倒壊した竹垣の復旧工事。老朽化した竹垣にあのような大型台風が襲いかかれば正直ひとたまりもない。このようなケースは今後間違いなく増えるでしょう。

 

 

2020.1.17 穴太衆石積交流会in台湾(完成写真)

今年の施工部分(写真下)

 

昨年の施工部分(写真下)

 

 

2020.1.16 穴太衆石積交流会in台湾(帰国

 

楽しい穴太衆石積交流会もあっという間に終わり、本日帰国です。この貴重な時間は一生忘れることはないでしょう。今後の庭師人生にとって良い刺激になりました。粟田先生、漆原さん、熊さんファミリー、参加者の皆さんに感謝とともに、これからの皆様のご多幸を願いたいと思います。ありがとうございました!

 

 

2020.1.15 穴太衆石積交流会in台湾(観光)

 

交流会4日目は高雄、台南などの観光でした。船に乗ったり、城址見たり、台湾グルメを満喫しました。台湾では毎晩、熊さんのおもてなしで台湾料理や台湾ビールを頂きました。臭豆腐はダメでしたが、カエルスープは美味しかったです。

 

 

2020.1.12~14 穴太衆石積交流会in台湾(3days)

 

台湾講習会始まりました!粟田先生、主催者の漆原さん、台湾の熊さんファミリー、そして参加者の皆さんと過ごす貴重な時間に感謝です。そして台湾の地で穴太衆石積みができる喜び、日本と台湾との国際交流、また石工と庭師がお互い協力し合う講習会は一生の思い出となりました。

 

 

2020.1.11 穴太衆石積交流会in台湾(台湾へ)

 

約3時間のフライトはあっという間で気づけば台湾(高雄)へ到着。その日の夜は台湾の熊さんのおもてなしで食事しました。台湾ビールと鍋がとても美味しかったです。楽しすぎて研修前から飲みすぎちゃいました(笑)・・・。

 

 

 

2020.1.10 穴太衆石積交流会in台湾(大阪へ前日乗り込み)

 

いよいよ待ちに待った穴太衆石積交流会in台湾!研修会ではあるが仕事として初海外なのでテンション上がりまくり。関西空港に1/11の朝9時集合にのため、1/10の前日乗り込み。行ってきます!

 

 

2020.1.7~8 H邸石畳テラス改修工事

 

新年初めの仕事は、石畳テラス改修工事です。以前につくらせて頂いた石畳テラスの大谷石が踏圧などにより劣化がみられるため、新たにつくり替えることに。前回は、大谷石と玉石の再利用ということでつくらせて頂きましたが、今回は本御影平板の再利用と初狩石の間詰めです。石というものは捨てれば廃材ですが、ものによっては何度でも再利用できる優れた景観材料に!我々庭師の技術が環境に対するエコ活動に繋がれば幸いです。

 

 

2020.1.1 謹賀新年!

 

昨年は皆様のお陰でとても充実した一年となりました。今年もスタッフ一同、感謝とともにこころを込めて仕事に取り組んで参りたいと思います。

 

よろしくお願い致します。

 

庭咲桜(にわざくら)中谷 徹